皆さん、こんにちは!解体工事業者の「解体Do」です。この記事では古くからの建造物である土蔵の解体についてお話ししたいと思います。

土蔵は日本の伝統的な建造物であり、その歴史や文化を感じさせる重要な存在ですが、時として解体を必要とします。

こういった方の参考になれば幸いです。

土蔵の解体費用は、一般的な木造建築物よりも高くなる傾向があります。その理由は、土蔵の壁は竹、藁、砂、土などの自然素材で作られており、解体後に分別処理が必要だからです。分別処理は人手で行われるため、人件費がかさみます。

また、土壁を壊すときにはホコリや粉塵が飛び散るので、作業員の安全対策も必要です。これらの対策もコストに影響します。さらに、土蔵の解体に慣れた業者が少なくなっていることも、費用を高める要因となっています。需要と供給のバランスが崩れているからです。

土蔵の解体費用は、状態や建材によっても変わりますが、おおよそ1坪あたり3.5万円から10万円程度です。

床面積解体費用相場
5坪(約15㎡)17.5万~50万円
10坪(約30㎡)35万~100万円
20坪(約60㎡)70万~200万円

見積もりを依頼するときには、現場調査をしてもらうことが重要です。現場調査をしないと、正確な費用を把握できません。土蔵の解体は、専門的な技術や知識が必要な作業です。信頼できる業者に依頼することをおすすめします。

土蔵は古くから日本の風景に溶け込んできた建物ですが、現代では使われなくなったり、老朽化したりして解体を考える方も多いでしょう。しかし、土蔵の解体は一般的な建物の解体とは異なる点があります。ここでは、土蔵の解体方法と手順について詳しく説明します。土蔵の解体を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1.土蔵内の確認

まず最初に行なうことは、土蔵内の確認です。土蔵は昔から貴重品や古美術品を保管する場所として使われてきました。長年使われていない土蔵には、高価な骨董品が隠されている可能性もあります。そのため、解体前に必ず土蔵内をチェックしましょう。もし骨董品が見つかったら、専門業者に査定してもらいましょう。買い取ってもらえれば、解体費用の一部に充てることができます。

2.解体業者の選び方

次に行なうことは、解体業者の選び方です。土蔵の解体は特殊な技術や知識が必要なため、経験豊富な業者を選ぶことが大切です。インターネットや電話帳などで探すか、知人や友人に紹介してもらうかして、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。見積もりを比較する際には、値段だけでなく、工事内容や工法もしっかり確認しましょう。また、過去の実績や口コミも参考にするとよいでしょう。

3.現地調査

見積もりを依頼したら、現地調査を実施してもらいます。現地調査では、土蔵の状態や立地条件を詳しく調べてもらいます。これは、安全かつ効率的に解体を行なうために必要なことです。例えば、重機の搬入が可能かどうかや、近隣住民への配慮が必要かどうかなどを確認します。現地調査が終わったら、正確な見積書を提出してもらいましょう。

4.契約

見積書を受け取ったら、契約を行ないます。契約する前には、見積書の内容をよく理解しておくことが重要です。工事内容や工法はもちろんですが、工期や保証期間、支払方法やキャンセル料なども確認しましょう。不明点や不安点があれば、遠慮せずに質問してください。信頼できる業者と契約することで、安心して解体工事を任せることができます。

5.足場と養生シートの設置

契約が完了したら、解体工事が始まります。解体工事の最初の工程は、足場と養生シートの設置です。足場は高所作業を安全に行なうために必要なものです。養生シートは、解体工事で発生する騒音や粉塵を防ぐために必要なものです。近隣住民への迷惑を最小限に抑えるためにも、足場と養生シートの設置は欠かせません。

6.残置物の撤去

次に行なうことは、残置物の撤去です。土蔵内に物が残っている場合は、すべて処分する必要があります。自分で処分できるものは事前に捨てておくと、解体費用や工期を節約できます。残置物が多い場合は、業者に撤去してもらうことになりますが、その場合は別途費用がかかることがあります。

7.解体工事の開始

残置物の撤去が終わったら、瓦の撤去を行ないます。瓦は手作業で一枚一枚剥がしていきます。瓦は重量があるため、運び出すのにも時間と労力がかかります。瓦の撤去が終わったら、土壁の解体・処理を行ないます。土壁は重機を使って壊していきます。重機が入れない場合は手作業で行ないますが、その場合は時間と費用がかかります。土壁は土と藁でできており、廃棄する際には手作業で分別する必要があります。

8.産業廃棄物の処理

土壁の解体・処理が終わったら、産業廃棄物の処理を行ないます。産業廃棄物とは、解体工事で発生した瓦や土壁の残骸やほこりなどです。産業廃棄物は法律で定められた方法で処分しなければなりません。そのため、業者に産業廃棄物を適切に処理したかどうか確認することも大切です。

9.整地

最後に行なうことは、整地です。整地とは、土地を平らにすることです。整地をすることで、土地を再利用したり売却したりする際に有利になります。整地の方法は複数ありますが、どれも重機を使って行ないます。整地の方法や仕上がり具合は事前に業者と相談しておきましょう。

土蔵の解体は前述のような流れで進めていきますが、普通の小屋よりも慎重な解体が求められます

一般家屋と比べると、土蔵は壁が非常に厚く頑丈なため、解体する際には力や時間がかかります。また、屋根が安定していないことが多いため、解体する順序や方法にも気を配る必要があります。

屋根が崩れてしまうと巻き込まれてしまう危険性もあります。そのため、土蔵の解体は専門的な技術や知識が必要です。初心者の方がDIYで実施するのは控えた方がよいでしょう。

土蔵の解体費用は高額になりがちですが、「できるだけ安くしたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。この記事では、土蔵の解体費用を抑えるためのコツをお伝えします。負担額を少なくして、スムーズに解体工事を進めましょう。

  • 土蔵内の物は自分で片付ける
    前述した通り、土蔵内の物は自分で片付けることをお勧めします。業者に処分してもらうと、産業廃棄物として処分料がかかってしまうため、その分費用も上がってしまいます。また、業者による土蔵内の撤去作業が不要になれば、工事期間が短縮できる可能性もあり、解体費用の節約になります。
  • 価値のあるものは業者に売却する
    もし、骨董品などの価値のあるものが見つかった場合は、専門家に査定してもらいましょう。稀にですが、業者が高額で買い取ってくれる場合もあります。そうすれば処分料の節約と解体費用の足しになり一挙両得です。
  • 補助金や助成金を活用する
    自治体によっては、空き家の解体に補助金・助成金制度が適用されることもあります。補助金や助成金を活用できれば、自己負担額を大きく減らせる可能性があります。土蔵も制度の対象となることがあるため、自治体に問い合わせてみましょう。ただし、工事の時期や申請のタイミングによっては対象外となる場合もありますので、注意が必要です。
  • 複数の業者から見積もりを取る
    解体費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取ることも有効です。1社だけの見積もりでは、その金額が妥当なのか判断できません。2〜3社に見積もりを依頼し、費用や工事の内容を比較しましょう。

土蔵とは、日本の伝統的な建築物の一種で、家屋とは別に建てられる倉庫や貯蔵庫として用いられてきました。土蔵の壁は、竹や木で作った骨組みに、藁や土、砂などを混ぜた白土を何層も塗り重ねて作られており、厚さは約30㎝にもなります。このような壁は、火事に強く、湿気を調節する効果もあります。しかし、屋根は骨組みの上に乗せるだけの簡単な造りであることが多いため、解体する際には注意が必要です。

土蔵は日本全国に見られますが、特に農村地域や歴史的な町並みが残る地域でよく見られます。また、観光地や歴史的な町並みがある地域では、保存された土蔵が観光名所として訪れる人々に人気があります。

  • 建築様式: 土蔵は一般的に木造で、地面に直接建てられ、また外壁はしばしば漆喰や土壁で覆われます。
  • 外観: 土蔵は一般的に堅牢であり、厚い壁と小さな窓を持っています。外観が頑丈であることが特徴です。
  • 土台の高さ: 土蔵は地盤からやや高い位置に建てられることがあります。そのため、通常の住居よりも地面からの高さがある場合、土蔵である可能性が高いです。
  • 内部構造: 土蔵の内部は木製の棚や梁が見られることがあります。また、壁や床にも土壁が使われます。

古い土蔵を放置していると壁がボロボロしてたり、中の竹が見えてたりすることがあります。どのようなリスクがあるかこちらで案内いたします。

安全性の問題

土蔵が崩れたり、倒壊したりする危険性があります。特に地震や風雨にさらされている場合、放置することで危険が増します。特に屋根や壁が崩れる危険性があります。

衛生上の問題

放置された土蔵は、害虫やネズミなどの害獣の巣になる可能性があります。これにより、周辺地域の衛生状態が悪化する可能性があります。

美観の低下

土蔵が放置されると、周囲の景観や景観の質が低下する可能性があります。特に歴史的な建物や風景地域にある場合、その価値を損なう可能性があります。

土地の浪費

放置された土蔵がある場所は、有効活用されない土地となります。地域の土地資源が無駄になる可能性があります。

法的問題と近隣トラブル

土蔵が所有地にある場合、放置することで法的問題が発生する可能性があります。例えば、土蔵の越境、動植物の被害、虫の発生などで、近隣住民からの苦情やからの要請がある場合、対応が必要です。

これらの理由から、土蔵の放置は望ましくありません。劣化した土蔵は適切に修復または解体してしまうことが重要です。

壁のリフォームを得意とする業者さんを探しましょう。

左官屋さん、外壁工事屋さん、漆喰工事を得意とする工務店に問い合わせをしてみてください。

解体Doは土蔵の解体も承っています

解体Doは茨城県下全域で解体工事の専門店として営業しております。

土蔵の解体作業が完了した後は、更地になり、土地の有効活用ができるようになりますし、倒壊の危険がある土蔵が無くなれば土地の安定感があり安全になります。

もし使われていない土蔵をお持ちで解体や処分を考えていらっしゃるなら、弊社JOBHOPEの解体Doまでご連絡ください。

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