▶ 解体費用の全体像は「解体工事の費用相場・流れ・業者選び」完全ガイドでくわしく解説しています。
最終更新:2026年10月3日|茨城県の解体工事専門店「解体Do!」が、基礎の解体費用と注意点を解説します。
基礎の解体費用はいくら?結論と目安
基礎の解体費用は、基礎の種類と面積(量)で決まります。目安は、布基礎が1㎡あたり1,500〜5,000円、ベタ基礎が1㎡あたり4,000〜6,000円、杭基礎が1本あたり30,000〜50,000円、独立基礎が1か所あたり30,000〜200,000円です。ただし、これは基礎コンクリートを壊して撤去するだけの目安です。運搬や処分の費、重機の搬入、地中に残った障害物などの追加分は別にかかる場合があります。
基礎の解体は、建物本体の解体と一緒に依頼するのが一般的です。見積書で「基礎撤去」が含まれているかどうかによって、総額が大きく変わるため、依頼する際は必ず確認してください。この記事では、一軒家の基礎を解体する際に知っておきたい構造の違い、費用シミュレーション、追加費用、届出、補助金、会社選びのポイントまでをまとめます。

はじめに
建物の解体工事において、基礎部分の撤去は見落とされがちですが、非常に重要な工程です。基礎を適切に解体しないと、土地の再利用や新築工事に支障をきたす可能性があります。この記事では、基礎の種類や解体費用の相場、注意点などを詳しく解説します。
基礎の種類と特徴
建物の基礎には主に以下の種類があります:
布基礎
建物の外周部と内部の一部に帯状に設けられる基礎です。比較的施工が容易で、コストも抑えられます。
ベタ基礎
建物全体の床下にコンクリートを打設する基礎で、耐震性や防湿性に優れています。施工面積が広いため、解体時の手間も増えます。
杭基礎
地盤が弱い場合に、地中深くに杭を打ち込んで建物を支える基礎です。解体には専門的な技術と機材が必要となります。
独立基礎
建物の柱ごとに独立して設けられる基礎で、主に小規模な建物に用いられます。解体は比較的容易です。
基礎解体の費用相場
基礎の種類によって解体費用は大きく異なります。以下は一般的な相場の目安です:
茨城県内で古い基礎が残るケースは、古い家が多いエリアに集中する傾向があります。「境町の古い家が多いエリアと建て替え事情」でも地域の傾向を紹介しています。
-
布基礎:1㎡あたり1,500円~5,000円程度
-
ベタ基礎:1㎡あたり4,000円~6,000円程度
-
杭基礎:1本あたり30,000円~50,000円程度
-
独立基礎:1か所あたり30,000円~200,000円程度
これらの費用は、地域や業者、現場の状況によって変動する可能性があります。
解体工事の流れと注意点
-
現地調査:基礎の種類や状態、地下埋設物の有無を確認します。
-
見積もり作成:調査結果をもとに、詳細な見積もりを提示します。
-
解体作業:適切な重機や工具を使用して、安全に基礎を撤去します。
-
廃材処分:発生した廃材は、法令に従って適切に処分します。
-
整地作業:解体後の土地を整地し、次の工事に備えます。
解体作業中は、騒音や振動、粉じんの発生が避けられません。近隣住民への配慮として、事前の挨拶や養生シートの設置などを行うことが重要です。
費用を抑えるためのポイント
-
複数業者から見積もりを取る:価格やサービス内容を比較検討することで、適正な業者を選ぶことができます。
-
補助金や助成金の活用:自治体によっては、解体工事に対する補助制度があります。事前に確認しておくと良いでしょう。
-
繁忙期を避ける:解体業者の繁忙期を避けることで、費用を抑えられる場合があります。
基礎の構造を知ると解体費用が読める
基礎は、地面の中に埋まる部分と、地面から立ち上がる部分でできています。解体費用は、この構造によって壊しやすさや鉄筋の量が変わるため、金額に差が出ます。ここでは、築年数や構造の違いが解体にどう影響するかを整理します。
築年数で変わる基礎の構造
昭和の時代に建てられた古い家では、鉄筋が入っていない無筋コンクリートの基礎や、石を並べただけの玉石基礎が使われていることがあります。無筋の基礎は割れやすく壊しやすい一方で、地中の深さや範囲が分かりにくく、掘ってみて初めて全体像が分かることもあります。
2000年以降に建てられた住宅では、布基礎は鉄筋コンクリート造とする基準が整い、鉄筋の入った基礎が一般的になりました。鉄筋入りの基礎は丈夫なぶん、重機での破砕に手間がかかり、鉄筋の切断や分別作業も必要になります。
基礎の「立ち上がり」と「底盤」とは
布基礎やベタ基礎には、壁の下で地面から立ち上がる「立ち上がり」と、地中で荷重を支える「底盤(フーチング)」があります。解体では、立ち上がりを先に壊して搬出し、続いて地中の底盤を掘り起こして撤去します。底盤は土の下にあるため、見た目より撤去する量が多くなる点が、基礎解体の費用が思ったよりかかる理由の一つです。
構造別・解体のしやすさの比較
| 基礎の種類 | 構造の特徴 | 解体のポイント |
|---|---|---|
| 布基礎 | 壁の下に帯状に連続する | 延長が長いと量が増える。鉄筋の有無で手間が変わる |
| ベタ基礎 | 床下全面にコンクリートを打設 | 面積が広く、撤去する量が多い。単価は高めになりやすい |
| 杭基礎 | 地中の杭で建物を支える | 杭の本数と深さで金額が決まる。専門の機材が必要 |
| 独立基礎 | 柱ごとに独立して設ける | 小屋や物置に多い。1か所ごとの金額で計算する |
鉄筋コンクリート造の建物そのものの解体費用については「RC造(鉄筋コンクリート造)の解体費用|相場・内訳と抑え方」で詳しく解説しています。
30坪・40坪の一軒家で見る基礎解体の費用シミュレーション
実際の金額をイメージしやすいように、上記の単価の目安を使って試算してみます。延床面積30坪(約99㎡)の2階建てなら、基礎の面積は1階部分にあたる約50㎡が目安です。平屋の場合は、基礎の面積が約99㎡になります。
| 基礎の面積の例 | 布基礎(1,500〜5,000円/㎡) | ベタ基礎(4,000〜6,000円/㎡) |
|---|---|---|
| 約50㎡(2階建て30坪の1階分) | 約75,000〜250,000円 | 約200,000〜300,000円 |
| 約99㎡(平屋30坪) | 約148,500〜495,000円 | 約396,000〜594,000円 |
※上の表は、記事内の単価の目安を面積に掛けた試算です。実際の金額は、現地の状況、鉄筋の量、運搬距離、処分費などにより変わります。40坪や100㎡を超える規模では、面積に比例して金額も増えるため、正確な費用は現地調査のうえで見積もりを取って確認しましょう。
基礎解体で費用が高くなりやすい条件
同じ面積でも、現場の条件によって金額が高くなる場合があります。見積もりを比べる際は、次のような条件に当てはまるかを確認してください。
-
重機が入らない狭い敷地:重機を使えず手作業で壊す場合、人件費がかかり金額が上がります。
-
基礎が厚い・鉄筋が多い:破砕と鉄筋の分別に時間がかかり、工期も延びます。
-
地中に障害物がある:浄化槽、井戸、古い基礎や配管などが見つかると、撤去の追加が発生します。
-
運搬距離が長い:処分場までの運搬に時間とガソリン代がかかり、運搬費が高くなります。
-
ブロック塀やコンクリート土間もある:基礎以外のコンクリートも撤去するなら、その量ぶんの金額が加わります。
基礎解体で追加費用が発生するケースや、費用を安くする具体的な方法は「基礎の解体撤去の方法と費用相場(コンクリート/ベタ/布/ブロック)」でも解説しています。あわせて確認すると、見積もりの比較がしやすくなります。
量と運搬・処分費の考え方
基礎の解体で出るコンクリートの塊は、重くて量も多いため、運搬と処分の費用が金額の多くを占める場合があります。コンクリートは破砕して再資源化されるのが一般的で、鉄筋は金属として分別して処分されます。分別が適切に行われているかどうかは、解体会社の信頼性を判断する材料の一つです。
見積書では、「解体費」「運搬費」「処分費」が分けて書かれているかを確認しましょう。一式の金額だけで内訳が分からない場合は、何にいくらかかるのかを質問してみてください。丁寧に答えてくれる会社であれば、安心して依頼しやすくなります。
基礎解体の流れと工期の目安
基礎の解体は、現地調査から整地までを次のような流れで進めます。

建物の解体全体にかかる日数や、工期が延びる理由については「解体工事の期間は何日?家の解体にかかる日数・スケジュールと延びる理由」をご覧ください。基礎のみを撤去する場合は、面積によりますが、建物の解体より短い期間で終わるのが一般的です。
解体前に確認したい法律・届出
基礎を含む建物の解体では、いくつかの法律上の手続きがあります。依頼先の会社が対応してくれるのが一般的ですが、施主であるお客様も内容を知っておくと安心です。
-
建設リサイクル法の届出:解体する建物の床面積の合計が80㎡以上の場合、工事の前に自治体への届出が必要です。
-
石綿(アスベスト)の事前調査:解体工事では、規模にかかわらず石綿の事前調査が義務づけられています。石綿が見つかった場合は、別途除去の費用が発生します。
-
解体工事業の登録・許可:解体工事を請け負う会社は、建設業許可または解体工事業の登録を受けている必要があります。
解体工事全体の届出や流れは「解体工事とは?戸建ての費用相場・日数・流れ・届出【2026年最新】」にまとめています。
基礎の解体に使える補助金・助成金
自治体によっては、老朽化した空き家の解体に対して補助金や助成金を用意しています。ただし、対象となる建物の条件、補助額、募集期間は市町村ごとに異なります。補助金の多くは、工事の契約や着工の前に申請が必要で、先に工事を始めてしまうと対象外になることがあります。
基礎のみの撤去が対象になるかどうかも自治体によって異なるため、まずは建物が所在する市町村の窓口で、制度の有無と条件を確認してください。茨城県内の市町村ごとの制度は年度で変わることがあるため、最新の情報は各自治体の公式ページで確認しましょう。
実家・自宅の基礎を解体するときの考え方
相続した実家や、住み替えで不要になった自宅を解体するケースでは、基礎を残すか撤去するかで、その後の選択肢が変わります。更地にして売却するなら、基礎を完全に撤去しておくのが基本です。一方で、古家付きのまま売る方法や、解体せずに活用する方法もあります。
実家の解体費用の相場や補助金の考え方は「実家の解体費用はいくらかかる?相場・補助金・費用を抑える方法を解説」、解体すべきか残して売るべきかの判断は「実家じまいで解体すべきか|残して売るとの分かれ目」が参考になります。
解体会社を選ぶときのチェックポイント
基礎の解体は、金額の差が出やすい工事です。安さだけで選ばず、次の点を確認して会社を選びましょう。
-
見積書の内訳が明確か:解体費・運搬費・処分費・追加項目が分けて記載されているか。
-
追加費用の条件が書かれているか:地中障害物が出た場合の扱いを、契約前に確認します。
-
許可・登録があるか:建設業許可または解体工事業の登録を確認します。
-
近隣への配慮があるか:工事前の挨拶、養生、騒音や粉じん対策への対応を聞いてみましょう。
-
現地調査をしたうえで見積もるか:現地を見ずに高く、または安く出す会社には注意が必要です。
複数の会社に見積もりを依頼して比較すれば、金額や対応の違いが分かります。ご相談の際は、建物の所在地、延床面積、構造(木造・鉄骨など)、築年数が分かる資料があると、見積もりがスムーズです。
基礎の解体に関するよくある質問
Q1. 基礎だけを解体して撤去してもらうことはできますか?
できます。建物の解体後に基礎が残っているケースや、基礎のみを撤去したいケースにも対応する会社は多くあります。ただし、基礎のみの工事でも重機の搬入や運搬の費が必要になるため、面積が小さいと1㎡あたりの金額が高くなる場合があります。
Q2. 基礎の解体費用は建物の解体費用に含まれていますか?
会社と見積書によって異なります。基礎撤去まで含む見積もりもあれば、別項目になっている場合もあります。後から追加費用が発生しないよう、契約前に「基礎の撤去は含まれていますか」と確認してください。
Q3. 基礎を残したまま土地を売ることはできますか?
可能ですが、買主が建物を建てる際に基礎の撤去が必要になるため、価格交渉の材料になることがあります。売却を考えている場合は、解体してから売るか、現状のまま売るかを、不動産会社と相談して決めると安心です。
Q4. 基礎の解体費用を安く抑えるコツはありますか?
複数の会社から見積もりを取る、建物の解体と基礎の撤去をまとめて依頼する、自治体の補助金を活用する、といった方法があります。不用品の事前処分や、庭石・ブロック塀の整理を自分で行うことも、処分費を抑える助けになります。
Q5. 解体工事に補助金は使えますか?
自治体によっては、老朽化した空き家などの解体に補助金があります。対象の条件や申請の時期は市町村ごとに異なり、着工前の申請が必要なのが一般的です。事前に、建物がある市町村の窓口へ確認してください。
Q6. 見積もりは無料ですか?
解体Do!では、茨城県内の見積もり依頼を無料で承っています。基礎の種類や状態は現地を見ないと判断できないことが多いため、まずは現地調査をご依頼ください。
まとめ
基礎の解体は、建物の撤去や土地の再利用において欠かせない工程です。基礎の種類や状態によって、解体方法や費用が大きく異なるため、事前の調査と計画が重要です。信頼できる解体業者に相談し、適切な対応を行うことで、スムーズな解体工事を実現しましょう。
この記事が、基礎の解体に関する理解を深める一助となれば幸いです。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
無料見積もりフォーム
この記事に関するお見積もり・ご相談はこちらから。秘密厳守で対応いたします。


