こんにちは。茨城県の解体工事専門店「解体Do!」です。この記事では、
・物置小屋って自分で解体できないかなぁ
・誰か引き取ってくれないかなぁ
・業者に依頼するとどれぐらい費用がかかるんだろう?
このような物置小屋の撤去について疑問に思っている方の参考になる、お役立ち情報を提供してまいります。
物置小屋の解体を自分でやる方法
物置小屋ぐらいなら自分で解体、撤去できるんじゃないかと思う方もいらっしゃいます。安全に配慮すればDIYで解体することもできますので、その方法をお伝えしていきます。
小屋を自分で解体する時に必要な道具
以下は物置小屋の解体に必要な道具の一覧です。
脚立 | 高所での作業に使用しますので、屋根に上るのに使います。 |
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グラインダー | 主に金属など硬い素材を削るために使用される電動工具です。一般的には円盤状の砥石や切断ディスクを取り付け、高速で回転させることで素材の削り取りや切断を行います。 |
電動インパクトレンチ | ボルトやナットなどを緩めたりするための電動工具です。回転によって素早くかつ効果的にボルトを外す事ができます。手作業より圧倒的に早く作業ができます。 |
バール | 壁や床材を取り外すのに適しています。 |
大ハンマー | 壁やコンクリートブロックを破壊するのに使用します。 |
釘抜き付き小ハンマー | 釘を抜くのに便利です。 |
のこぎり | 解体中に建材を切断するために必要です。 |
丸のこ | 電動の丸のこがあると作業がより効率的になります。 |
ヘルメット | 安全のために必要です。 |
防塵ゴーグル | 粉じんが舞うため、目の保護に必要です。 |
防塵マスク | 粉じんから呼吸器を保護するために必要です。 |
軍手 | 手の怪我を防ぐために使用します。 |
安全靴 | 足元の安全を確保するために必要です。 |
これらの道具を備えれば、物置小屋の解体作業を開始できます。解体中は安全に留意し、作業を進めてください。金属製のトタン小屋、プレハブ小屋の場合はグラインダーは必須になるでしょう。
物置小屋の大きさにもよりますが、成人男性が取り組んで5~6時間はかかると思いますので、もう1,2名作業を手伝ってくれる人を探すとよいです。安全を考慮するためにも最低もう1名は居てもらうようにしましょう。
物置小屋の解体を自分でやる手順
まず当然ですが、物置小屋の中のゴミ等は処分して綺麗にしておきます。
解体は屋根→本体→土台の順
- まず脚立を使って屋根に乗ります。劣化状態によっては屋根を踏み抜く恐れがあるので落ちないように気を付けましょう。
- 屋根のネジ、ボルトを1本1本抜いていきます。ボルトやネジがさびてる場合はグラインダーで切断することも可能です。火花や破片が飛んでくると非常に危険なので気を付けないといけません。
- 屋根のネジやボルトが取れれば屋根をはがし取ります。
- 屋根を外せば、外壁を外していきます。木材、ウレタン壁は成人男性なら1人で持てる重さです。
- 木組みの木材は大ハンマーでたたいて釘ごと外してしまうのが効率がよいでしょう。釘の踏み抜きに気を付けてください。
- 窓ガラスと、窓枠をはずしましょう。
- 内部の骨組みが見えてきます。露出した金属はボルトとナットを取り外せば取れます。錆が強いと取り外すのが難しいので力技に頼らざるを得ない場合があります。ノコギリやグラインダーを使って金属を切断します。運搬できるサイズにばらしていきます。
- 床部分もハンマーやバールではがしていきます。
- 最後は基礎の解体。ブロックを外します。
- 解体後は清掃して完了です。
物置小屋の廃棄・処分の方法
解体した後の廃材は粗大ごみで捨てられるものは市の業者を呼んで頼みます。市の清掃センターやクリーンセンターに持ち込めばやや費用が安く済むでしょう。トラック等に積み込み、持ち込みを検討してください。
物置小屋の解体を自分でやる場合の費用相場
費用感をまとめておきます。費用は道具・工具代、軽トラ代、処分費用の3種類です。
(1)まずは道具・工具代。
脚立★ | 4000~10000円 |
グラインダー★ | 5000~15000円 |
電動インパクトレンチ | 5000~15000円 |
バール★ | 1000~5000円 |
大ハンマー★ | 3000~7000円 |
釘抜き付き小ハンマー★ | 1000円 |
のこぎり★ | 1000円~3000円 |
丸のこ | 8000~30000円 |
ヘルメット | 1200円 |
防塵ゴーグル | 1000円~2000円 |
防塵マスク★ | 2000円~2500円 |
軍手★ | 300円 |
安全靴 | 4000円 |
概ね必須のものには★を付けました。すべて新規で揃えると安くても17300円は必要です。解体後にも色々と役に立つのでこの際買っておいて損は無いと思います。
(2)次に軽トラのレンタル料金。
軽トラ代 | 1日1万円弱 |
(3)解体して出た廃材は市の粗大ごみで処分します。
処分費用 | 市の粗大ごみ料金表をご覧ください。例として棒状のもの150㎝で1点400円。重量70㎏以上、一辺200㎝超は収集不可などあります。物置小屋の大きさにもよりますが、全て込みでも1~2万円で処分できるでしょう。 |
トータルでかかる費用は5万円以内に収まると思います。
これを業者に依頼すると、作業員1~2名の人件費が必要になるイメージです。
自分でやる場合の危険度と大変さを勘案してください
自分で物置小屋の解体撤去をやる大変さもお伝えしておきます。まず女性が1人でやるのは安全上でも重量でも辞めておいた方がよいでしょう。成人男性2名からがおすすめです。
・安全配慮の重要性
特に物置小屋は劣化して壊れやすくなっている場合があるので、屋根の踏み抜き、金属の落下など気を付けないといけません。
・工具に慣れているか
電動工具は特に気を付けて作業する必要があります。グラインダーは便利ですが危険さも伴います。火花、粉塵の飛散、キックバック(弾き飛ばされる現象、死亡事故の例もある)ので、慣れてない場合は手を出すのをやめ、専門の解体業者に依頼したほうが良いです。
・力作業、腰痛
物置小屋といっても金属でできている部分は非常に重いです。ハンマー解体も筋肉を使います。運搬も大変です。腰痛持ちの人には体に負荷のかかる作業ですので、見合わせるようにしたほうが良いと思います。
茨城県各市の物置小屋の廃棄・処分の方法と費用
物置小屋は当然ゴミ袋に入る大きさではないので、粗大ごみとして捨てる事になります。小さな物置なら粗大ごみで捨てられるでしょうし、自分で解体した場合も粗大ごみで処分してもらうことになります。
茨城県の各市の粗大ごみの出し方、申し込み方法をご確認ください。
一般的には市役所の環境対策課/生活環境課に電話連絡またはWEB申し込みを行います。次に必要な粗大ごみ収集券を購入して収集日に券を貼って戸別収集(または集積所出し)となります。
あるいはクリーンセンター等に自分で持ち込む方法もありますので、市のホームページで情報収集してください。
各市の持ち込み先を調べてみました
粗大ごみ回収の申し込みをして回収してもらう事もできますが、自分でトラック等を使ってセンターに持ち込む方法もあります。茨城県の各市の持ち込み先を列記してみました。参考まで。
取手市 | 常総環境センター |
守谷市 | 常総環境センター |
常総市 | 常総環境センター、クリーンポート・きぬ |
つくばみらい市 | 常総環境センター |
牛久市 | 牛久クリーンセンター |
龍ケ崎市 | くりーんプラザ・龍 |
阿見町 | 霞クリーンセンター |
土浦市 | 清掃センター |
坂東市 | 坂東市リサイクルセンター、さしまクリーンセンター |
つくば市 | サステナスクエア |
「おいくら」というサービスのご検討を
取手市、守谷市、常総市、つくばみらい市、龍ケ崎市では民間企業の「おいくら」と提携しています。
「おいくら」は買取販売のリユース事業を展開していますので、使える状態の物置小屋であれば、買取に応じてくれる可能性があります。
捨てようと思っていた物置小屋がいくらかの値段でも付けばお得に処分できていいですね。
くらしのマーケットで物置解体を依頼する方法と費用感
自分で解体撤去しない、解体業者への依頼もしない場合の、ほかの手段も紹介します。
くらしのマーケットとは、日常生活に役立つサービスを提供している個人が集まった、オンラインショッピングモールと考えると理解が早いです。家事代行、引っ越し、処分、プチリフォーム等を提供している便利屋のようなものです。その中に、物置小屋の解体処分を提供している個人もいらっしゃいます。
物置小屋のサイズによりですが、1台2万円~7万円+出張費が費用感です。くらしのマーケットに会員登録して、事業主が出してる料金表やプランを見ながら依頼する形です。見積もりが届くので料金表よりも金額が増える場合があることを考慮してください。
くらしのマーケットは個人が提供している便利屋サービスなので、解体における近隣への配慮や、保険の適用、スケジュール、見積書や契約書の取り交わし等は気を付ける必要があります。
ネットオークションやフリマアプリで売却、ジモティで引き取ってもらう
自分で解体処分も、業者への依頼もしない場合、ネットオークションや、メルカリなどのフリマアプリ、ジモティでの無料譲渡も活用できる可能性があります。
配送はヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」を使えば、小さいサイズの物置小屋なら配送できる場合があります。搬出・搬入費用は22000円~44000円。プラス距離毎の配送料です。
落札者や譲受人に引き取りに来てもらう事も可能です。当事者間のやり取りで決めればOKです。場合によってはゼロ円ですべて完了するでしょう。
まずはジモティで引き取り手を探して、それでも居なければ業者に依頼するのを検討してもよいと思います。
ホームセンターに物置の撤去を依頼する方法と費用感
ホームセンターに物置小屋の撤去を依頼できないか調べる方もいらっしゃいます。
人気のホームセンターを調べてみましたが、物置小屋の撤去のようなサービスはいずれも提供していない様子でした。
カインズ、コーナン、ケイヨーデイツー、DCMホーマック、ナフコ、ジョイフル本田
ただしホームセンターにはリフォーム事業がある場合があり、リフォームとの兼ね合いで物置小屋の解体撤去は行ってくれるところもあると思います。
業者に物置小屋解体・撤去を依頼する方法と費用感
物置小屋でもサイズによっては「リサイクル業者」や「不用品回収業者」に依頼することが出来る場合があります。対応可能なサイズや重量は業者によって異なるので事前に調べておけばよいでしょう。
以下のような難のある物置小屋の解体・撤去を行いたい場合は「解体工事業者」に依頼するのがよいと思います。
・大型の物置小屋
・複雑な木造の構造
・基礎部分がコンクリート工事されている
・床がフローリングになっている
・2階に設置されている
・物置が劣化して危険
・アスベストが使われている
このようなものは解体工事業者に依頼したほうが、専門的な技術と知識を持ったプロフェッショナルの手で迅速に対応できます。
物置小屋の解体撤去の費用相場
解体撤去の費用の相場感として、物置のサイズごとに以下の価格を参考にできます。
3辺(横幅・奥行・高さ)合計サイズ | 費用相場 |
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400cmまで | 15000~20000円 |
500cmまで | 20000~25000円 |
600cmまで | 25000~30000円 |
小さな物置の撤去なら運搬処分費込みで2~3万円で可能です。
これらより大きな床面積6坪サイズになれば20万円前後を見る必要があります。
このほか、前述のようにコンクリート基礎、2階に設置されている、アスベストが使われているといった事情により費用の増加はありえますので、まずはお見積もりを取ることをお勧めいたします。
物置小屋の解体撤去をお考えでしたら
弊社ジョブホープ「解体Do!」は茨城県下で営業する「解体工事専門店」です。物置小屋、蔵、倉庫、納屋など解体撤去させていただいております。
お客様のご要望に合わせてスムーズかつ安全な解体作業を行います。何かご不明点や質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。お手続きから完了まで、丁寧かつ迅速にサポートさせていただきます。ご相談はこちらのページからお願いいたします。 → お問い合わせページ