急いで知りたい人向けまとめ

  • 池は見た目に癒やしを与えてくれるが、管理や維持に手間やコストがかかる
  • ボウフラや藻の発生など、衛生面でのリスク
  • 家の構造や地盤に悪影響を及ぼすこともあるため注意が必要
  • トラブル例としては「におい・虫・水漏れ・地盤沈下」など
  • 池を設置する場合は、メンテナンスや施工方法に関する知識が不可欠

庭に池をつくるメリットもあるけれど…

まず大前提として、庭に池を作ることにはメリットも多くあります。

  • 自然風景が生まれ、癒やしや季節感を演出できる
  • 鯉や金魚を飼って楽しめる
  • ガーデニング・ビオトープとの相性が良い

…など、美しい庭づくりの一部として“池”が注目されることも増えています。

しかし、「作ってから後悔した」という声も決して少なくありません。


庭に池を作るデメリット7選

① メンテナンスが大変

池の水は放っておくとすぐに汚れや藻、泥、落ち葉でいっぱいになります。

  • 定期的な水替えや濾過装置の清掃
  • 池底にたまった泥の除去
  • 植物の剪定や枯れ葉処理

✅ 対策なしだと見た目も衛生面も悪化しやすいです。


② ボウフラや虫の発生

水が停滞していると、蚊の幼虫(ボウフラ)やユスリカなどが発生しやすくなります。夏場は特に不快です。

  • 近隣とのトラブルの原因にも
  • 魚を入れない池では、ボウフラが爆発的に増えることも

✅ メダカや鯉を入れることである程度抑制は可能。


③ 水漏れ・ひび割れの心配

コンクリートやFRPで池を作った場合でも、経年劣化や施工不良により漏水が発生するケースもあります。

  • 地盤の変化や凍結によってひび割れが生じることも
  • 水道代の無駄な消費にもつながる

④ 地盤沈下や湿気による悪影響

池があると、庭の一部が常に湿った状態になります。

  • 地盤が緩んで沈下のリスクが上がる
  • 家の基礎に近い場所だと、湿気で建物にも悪影響

✅ 庭のどの位置に作るか、排水性を確保できるかが重要です。


⑤ 水道代・電気代などの維持コスト

  • 水の入れ替えにかかる水道代
  • 濾過装置やポンプの電気代
  • 防寒・凍結対策の費用

小規模な池でも月に数千円〜数万円の維持費がかかることもあります。


⑥ におい・腐敗リスク

放置された池は、夏場に藻が腐敗して悪臭を放つことがあります。

  • ペットの糞や落ち葉が溜まると悪化
  • ご近所迷惑になるケースも…

⑦ 子どもやペットの安全性

浅く見えても水の事故は起こりえます。

  • 小さなお子様やペットが誤って落ちるリスクあり
  • 安全柵や注意書きが必要な場合も

池を作る前に検討すべきポイント

チェック項目内容
設置場所日当たり・排水性・家との距離
池のサイズ管理しやすい小規模から始めるのが◎
メンテナンス方法自分で管理?業者委託?
濾過・浄化設備必須アイテムとして検討すべき
緊急時の排水すぐに排水できる構造か確認

よくある質問(FAQ)

Q. ボウフラ対策には何が有効?
A. メダカや金魚を入れる、水流を作る、定期的な清掃が効果的です。

Q. 冬場に池はどうなりますか?
A. 地域によっては凍結防止のヒーターや屋根が必要です。氷で魚が死んでしまうケースもあります。

Q. 池を作る費用の目安は?
A. 小規模なDIY池なら10万円前後、本格的な池は30万〜100万円以上になる場合もあります。


まとめ

  • 庭に池を作ると見た目は良いが、維持管理の負担やコスト、衛生面のリスクがある
  • 施工場所や規模、管理方法によって失敗・後悔することも多い
  • 池を設置するなら、しっかりと計画を立てた上で、適切な対策と覚悟が必要

「なんとなく癒されそう」で始める池づくりはNG。
慎重に計画して、“つくって良かった庭池ライフ”を叶えましょう!