こんにちはJOB HOPE「解体Do!」です。
車庫解体とは、不要になった車庫を取り壊すことですね。土地の有効利用、景観の改善、防災の観点などから解体をご検討の方は、その種類や費用相場についてご覧いただきたく思います。
車庫の種類とはどんな物がある?
車庫とは、車を保管するための建物やスペースのことですが、その形態や機能はさまざまです。ここでは、代表的な車庫の種類とその特徴を紹介します。
これから解体しようとしているあなたの車庫がどの種類のものなのか確認していきましょう。
屋根つきカーポート
まず、一般的な車庫として、屋根付きのカーポートがあります。カーポートは、柱と屋根で構成される簡易的な車庫で、雨や雪から車を守ることができるものです。カーポートのメリットは、設置が容易で費用が安いこと、通気性が良いこと、車の出し入れがしやすいことなどです。カーポートのデメリットは、防犯性や防音性が低いこと、車の汚れや傷に対する保護力が弱いことなどです。解体は比較的容易です。
シャッター付きガレージ
シャッター付きガレージとは、鉄骨やブロックなどで壁を作り、シャッターで出入り口を閉めることができる車庫です。ガレージは、壁と扉で囲まれた完全な車庫で、シャッターを開閉することで車を出し入れできます。ガレージのメリットは、防犯性や防音性が高いこと、車の汚れや傷に対する保護力が強いこと、屋内に物置や作業スペースを設けることができることなどです。ガレージのデメリットは、設置に手間や費用がかかること、通気性が悪いこと、車の出し入れにスペースや時間が必要なことなどです。解体にはやや時間と費用がかかります。
プレハブ車庫
プレハブ車庫とは、組み立て式の車庫のことです。金属や木材などの素材で作られており、工事や設置が簡単にできるというメリットがあり、様々なサイズやデザインがあり、自分の好みや用途に合わせて選ぶことができます。耐久性や防火性などの性能も高く、安心して車を保管できます。価格は、サイズや素材、オプションなどによって異なりますが、一般的には数十万円から数百万円程度です。解体処分は比較的安価でしやすいです。
木造車庫
木造車庫とは、木材を主な建材として使用した車庫のことです。昨今の木造車庫は加工のしやすさを活用したオシャレで広い、自由なデザインで作られたものが多いです。火災の危険性はありますが、メンテナンスにより長持ちします。解体もしやすいです。
パイプ車庫
`
パイプ車庫とは、パイプとシートで作られた簡易的な車庫のことです。雨や雪、紫外線などから車を守るだけでなく、自転車やバイク、ガーデニング用品などの収納スペースとしても活用できます。メリットは、安価で設置が簡単、サイズやデザインが豊富、移動や撤去が可能などが挙げられます。デメリットは、耐久性や防犯性が低い、シートが破れやすい、風に弱いなどがあります。DIYで撤去もできます。
掘り込み車庫
掘り込み車庫とは、住宅の敷地が前にある道路より高くなっており、その高低差を利用して車庫を埋め込んでいる状態のことを言います 。掘り込み車庫は、屋根があるので建ぺい率の対象になりますが、地下車庫の場合、地盤面から車庫の高さが1m以上出ていなければ建ぺい率の規制は受けません 。掘り込み車庫のメリットとしては、耐火性や耐久性に優れていることや、防音効果があること、自動車が雨風にさらされないので長持ちすることなどが挙げられます。材質はコンクリートやブロックが使用され、解体では最も工期と費用がかかります。
コンクリート車庫とブロック車庫
コンクリート車庫とは、コンクリートを流し込んで固めた構造物で、耐久性や防火性に優れています。ブロック車庫とは、ブロックを積み上げて作った構造物で、工期が短くてコストが安いのが特徴です。ブロック車庫はコンクリート車庫に比べて強度が低く、地震や台風に弱いという欠点があります。また、ブロック車庫は外観が単調で、デザイン性に欠けるという意見もあります。解体する時は重機を使いやや費用がかかります。
トタン車庫
トタン車庫とは、薄い鉄板で作られた簡易な車庫のことです。トタン車庫は、低コストで設置できる利点がありますが、防音性や断熱性に欠ける、錆びやすいといったデメリットがあります。逆に言えば解体はしやすい部類に入るでしょう。
種類別、車庫の解体費用相場とは
車庫の解体費用の相場をご紹介します。だいたい車1台分の車庫を想定しています。あくまで目安であり、実際の費用は現場の状況や業者によって異なりますので、ご了承ください。
屋根つきカーポート
屋根つきカーポートは、壁がないために解体しやすく、工期も短く済みます。また、金属製の部材はリサイクルできるため、処分費用も安く抑えられます。ただし、柱がコンクリートで固定されている場合は、コンクリートを割る作業が必要になります。その場合は、別途重機を使用する必要がありますので、費用が高くなります。屋根つきカーポートの解体費用の相場は、約10万円程度です。
シャッター付きガレージ
壁やシャッターがあるために解体する際に時間がかかります。また、鉄骨やブロックなどの重量物を運ぶためには大型トラックやショベルカーなどの重機を使用する必要があります。そのため、工期も長くなりますし、処分費用も高くなります。シャッター付きガレージの解体費用の相場は、約20万円から40万円程度です。
プレハブ車庫
プレハブ車庫は、金属や合板などの軽量な部材で作られており、組み立てや解体が容易です。また、部材はリサイクルできるため、処分費用も安く抑えられます。プレハブ車庫の解体費用の相場は、約10万円から20万円程度です。
木造車庫
木造車庫とは、木材で柱や梁を組み、トタンや瓦などで屋根を作る車庫です。解体する際には木材の切断や運搬が必要になります。工期はやや長くなりますし、処分費用も高くなります。木造車庫の解体費用の相場は、約15万円から30万円程度です。
パイプ車庫
パイプ車庫とは、鉄パイプで骨組みを作り、ビニールシートやトタンなどで屋根や壁を作る車庫です。パイプ車庫は、簡単に組み立てや解体ができるため、移動や撤去が容易です。パイプ車庫の解体費用の相場は、約5万円から10万円程度です。DIYでも解体は比較的簡単なため処分費だけがかかります。役所のクリーンセンター等に持ち込めば安く処分できるでしょう。
掘り込み車庫
掘り込み車庫は家や庭の下部分に作るため他の車庫とは難しさが異なります。解体は専門的な重機や工具が必要ですし、コンクリート、ブロック、鉄筋など廃材処理にも費用がかかってきます。費用は、一般的には30万円~60万円程度です。地下駐車場の場合はさらに高額となります。車の台数、地盤改良や埋め戻しの必要性によって、さらに高くなる場合があります。
コンクリート車庫
コンクリート車庫は重量があるために解体が困難です。中は鉄筋で強度があるためコンクリート車庫の解体費用は、一般的には20~40万円です。
ブロック車庫
ブロック車庫の解体費用は、一般的には20万円から30万円程度ですが、基礎や屋根の有無によって、さらに高くなる場合があります。
トタン車庫
トタン車庫の解体費用は、一般的には10万円程度ですが、基礎の有無や屋根の素材によって、さらに高くなる場合があります。
車庫解体に関する届出等をチェック!
茨城県では、「分別解体等の届出書」の届け出が工事着手の7日前までに必要な場合があります。
場合によっては「道路使用許可」の申請も必要です。
解体工事業者の協力で書類を作成して続きを行います。
車庫の解体作業のステップ
①養生シートで近隣への配慮
まず最初に行うのが、現場の養生シート、パネルの設置です。養生とは周囲のお宅の迷惑にならないように建物や植物などを保護するために、ビニールシートやネットなどを張ることです。これにより、解体中に飛散する破片や埃などが隣家や道路に飛ばないようにします。
②屋根部分の撤去
次に行うのが、屋根部分の撤去です。屋根は金属製やコンクリート製など様々な種類がありますが、基本的にはハンマーやバールなどを使って外していきます。
③重機を使って解体工事
いよいよ重機を使った解体工事です。重機とは、ブルドーザーやショベルカーなどの機械のことで、これらを使って車庫の骨組みや基礎を壊していきます。重機を使うときは、周囲の状況や安全距離に注意して操作します。
④地面部分の作業
解体した車庫の跡地を整地する作業です。土を入れたり、砂利およびモルタル仕上げの作業の場合もあります。
⑤廃棄物の処理
最後に行うのが、廃棄物処理と清掃です。解体した車庫の破片や廃材を適切に処分することです。リサイクル可能な素材は専門の業者に引き取ってもらい、リサイクル不可能な素材は産業廃棄物として処分します。最後に清掃して細かい部分まできれいにして完了です。
基本的にはこのような流れで進んでいきますが、お客様のご要望に応じてカスタマイズすることはあります。
どのような理由で車庫を解体しているでしょう?
車庫を解体する理由は人それぞれですが、一般的には以下のような理由が挙げられます。
- 車を手放したり、新しい車を購入したりして、車庫が必要なくなった
- 車庫が老朽化して、修繕や補強が困難になった
- 車庫のスペースを別の用途に活用したい(例えば、ガーデニングや物置など)
- 車庫が近隣とのトラブルの原因になっている(例えば、騒音や視界の妨げなど)
- 車庫が災害時の危険性を高めている(例えば、火災や倒壊など)
車庫解体を業者に依頼するときの注意点とは
車庫解体は、自分で行うこともできますが、安全や効率の面から考えると、専門の業者に依頼することをおすすめします。しかし、業者に依頼する場合も、以下のような注意点があります。
- 見積もりを複数の業者から取ること。料金やサービス内容には大きな差があるため、比較検討することが重要です。
- 解体許可や廃棄物処理の手続きを確認すること。地域や建物の種類によっては、市町村や管理組合から解体許可や廃棄物処理の手続きが必要になる場合があります。事前に確認し、必要な書類を用意しましょう。
- 解体後の跡地の整備や再利用の計画を立てること。解体後の跡地は、放置しておくと草木が生えたり、不法投棄されたりする可能性があります。跡地の整備や再利用、売却の計画を立てておきましょう。
以上が、私たちが行っている車庫の解体作業のステップです。
車庫の解体作業は、専門的な技術や知識が必要な作業ですので、自分で行うのは危険です。解体工事業者に依頼することで、安全かつスムーズに車庫の解体作業を行うことができます。
もし車庫の解体作業をお考えでしたら、ぜひ私たちにご相談ください。お見積りやご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。 → お問い合わせページ