「庭のコンクリートを撤去して家庭菜園にしたい」「古い駐車場の土間コンクリートを剥がして作り直したい」「使っていないブロック塀と門柱をなくしたい」——茨城県内から、こうしたご相談を毎月いただきます。

コンクリートの撤去費用は、面積だけでは決まりません。厚みが何センチか、鉄筋やワイヤーメッシュが入っているか、重機が敷地に入れるか、そして壊したガラ(コンクリート片)をどこへ運ぶか。この4つで金額は倍近く変わります。

この記事では、茨城県内で解体工事を手がける解体Do!が、コンクリート撤去の費用相場・工法・DIYの可否・見積書の見方まで、実務にもとづいて整理します。

まず結論|コンクリート撤去費用の目安

茨城県のコンクリート撤去費用の目安|解体Do!
撤去する場所単価の目安20㎡の場合備考
土間コンクリート(鉄筋なし・厚10cm程度)3,000〜5,000円/㎡6万〜10万円もっとも安いケース
土間コンクリート(ワイヤーメッシュ入り)4,000〜7,000円/㎡8万〜14万円鉄が入ると手間が増える
駐車場(鉄筋入り・厚15cm以上)6,000〜10,000円/㎡12万〜20万円重機が入れるかが分かれ目
布基礎・ベタ基礎8,000〜15,000円/㎡建物解体とセットが割安
コンクリートブロック塀5,000〜12,000円/m補助金が出る市町村がある
門柱・境界縁石1万〜5万円/箇所単独依頼だと出張費が割高

※上記は解体Do!が茨城県内の施工実務から整理した目安です。実際の金額は現地の状況によって変わりますので、正式なお見積りは現地調査のうえご提示します。また表の金額のほかに、廃材の運搬・処分費、養生費、諸経費が別途かかる場合があります。

なぜ「1㎡いくら」で一律に言えないのか

コンクリート撤去は体積と重量の工事だからです。同じ20㎡でも、厚さ10cmなら約2立方メートル(およそ4.6トン)ですが、厚さ20cmなら約4立方メートル(およそ9.2トン)。壊す手間も、運ぶ回数も、処分費も倍になります。見積りを取るときは面積だけでなく厚みを伝えると、精度の高い概算が返ってきます。

コンクリート・モルタル・セメント・アスファルトの違い

見積りの前に、ご自宅のそれが何でできているかを把握しておくと話が早くなります。

名称中身見た目の特徴撤去のしやすさ
セメント石灰石などを焼いた粉。これ単体では固まらない材料なので単体では見かけない
モルタルセメント+砂+水表面がなめらか。厚みは数cmと薄い比較的やわらかく壊しやすい
コンクリートセメント+砂+砂利+水割れた断面に砂利が見える硬い。厚みがあり重い
アスファルト骨材+アスファルト(石油由来)黒い。夏場はやわらかくなるコンクリートより壊しやすい

自宅の駐車場がどれか見分けるには

見分けるコツは色と断面です。黒っぽければアスファルト、灰色ならコンクリートかモルタル。ひび割れた部分をのぞいて小石(砂利)が見えればコンクリート、なめらかで砂粒しか見えなければモルタルです。また3〜4m間隔で切れ目(目地)が入っているのは土間コンクリートの典型です。

★見えない「鉄筋」の有無が費用を左右します

土間コンクリートには、ひび割れ防止のためにワイヤーメッシュ(格子状の細い鉄線)が入っていることが多く、駐車場や基礎には鉄筋が入っています。鉄が入っていると、割ったあとに鉄とコンクリートを分けて処分する手間が加わるため、単価が2〜3割上がります。外からは見えないため、現地調査で端部やひび割れから確認します。

コンクリートを解体する主な工法

圧砕(あっさい)工法|もっとも一般的

油圧ショベルの先端に取り付けた大きなハサミ状のアタッチメント(圧砕機)で挟んで割る方法です。スピードが速く費用も抑えられるため、屋外の土間コンクリートや基礎の撤去ではこの工法が基本になります。ただし重機が入れる道幅と作業スペースが必要です。

ブレーカー工法|狭い場所や部分撤去に

先端のノミを打撃して砕く方法で、小型のハンドブレーカーから重機装着型まであります。重機が入らない狭い庭や、一部だけ壊したいときに使います。圧砕より騒音と振動が大きく、時間もかかるのが難点です。

ウォールソー(コンクリートカッター)工法|きれいに切りたいとき

円盤状のダイヤモンドブレードで切断する方法です。「駐車場の半分だけ残したい」「境界ぎりぎりで切りたい」といった場合に、残す側を傷めずに分離できます。刃の冷却に水を使うため、その処理も必要です。費用は圧砕より高くなります

ワイヤーソー工法|厚い構造物や特殊な形状に

ダイヤモンドを埋め込んだワイヤーを巻き付け、輪切りにするように切断します。厚い橋脚や大型の構造物に使われる工法で、一般住宅の土間コンクリートで使うことはほとんどありません。

ウォータージェット工法|鉄筋を残したいとき

超高圧の水でコンクリートだけを削り取り、鉄筋は残すという特殊な工法です。橋やトンネルの補修で使われます。低騒音・低振動という利点がありますが、住宅の撤去にはコストが見合いません。

工法速さ騒音・振動費用向いている場面
圧砕速い大きめ安い屋外の土間・基礎・広い面積
ブレーカー遅い大きい狭所・部分撤去
ウォールソー小さい高い一部だけ残す/きれいに切る
ワイヤーソー小さい高い厚い構造物
ウォータージェット遅い小さい非常に高い鉄筋を残す補修工事

★見落とされがちな「処分費」がコストの半分を占めます

コンクリート撤去のDIYと業者依頼の分かれ目|解体Do!

コンクリートは想像よりはるかに重い

コンクリートの重さは1立方メートルあたり約2.3トンです。1㎡・厚さ10cmでも約230kg。20㎡の駐車場なら、それだけで4.6トンになります。2トントラック1台で運べるのは8〜9㎡分ほどにすぎません。

壊す費用より、運んで捨てる費用のほうが高くなることも

コンクリート撤去の見積りは、大きく①壊す(解体)②積み込み・運搬 ③処分(受入料)の3つに分かれます。処分場までの距離が遠い地域や、鉄筋の分別が必要な現場では、②と③の合計が総額の半分を超えることもめずらしくありません。「壊すだけならもっと安いはず」と感じる原因はここにあります。

コンクリートガラは家庭ごみとして出せません

壊したコンクリート片はコンクリートガラと呼ばれ、市町村の家庭ごみ収集には出せません。建設工事で発生したものは産業廃棄物にあたるためです。個人がご自身で解体して出す少量については、受け入れてくれる処理施設もありますが、必ず事前に施設へ確認してください。

業者が出したガラはマニフェストで管理されます

解体業者が工事で発生させたコンクリートガラは産業廃棄物となり、マニフェスト(産業廃棄物管理票)による適正処理が法律で義務づけられています。見積りの安さだけで業者を選ぶと、不法投棄され、あとから発注者である施主が責任を問われるおそれがあります。マニフェストの写しを出してもらえるか、必ず確認してください。

コンクリート撤去は自分でできる?DIYの現実的な線引き

DIYが現実的なケース

  • 面積が1〜2㎡程度まで
  • 厚さが5cm以下
  • 鉄筋やワイヤーメッシュが入っていない
  • ガラを自分で運べる手段(軽トラックなど)と受入先がある
  • 近隣と距離があり、騒音・粉じんの影響が小さい

必要な道具と、レンタルの目安

道具用途入手方法
電動ハンマー/ハツリ機コンクリートを砕くホームセンターのレンタルで1日3,000〜6,000円程度
大ハンマー・タガネ薄いモルタルなら手作業でも可購入 数千円
ディスクグラインダー(ダイヤモンド刃)切れ目を入れる購入 1万円前後
ボルトクリッパーワイヤーメッシュの切断購入 数千円
保護具(防じんマスク・保護メガネ・手袋・安全靴)必須購入 数千円
土のう袋・一輪車ガラの運搬購入 数千円

★DIYで最も多い失敗は「壊せたが運び出せない」

電動ハンマーを借りれば、薄い土間コンクリートは意外と壊せます。問題はそのあとです。230kg分のガラを土のう袋に詰めて運び出し、受け入れ先まで持ち込む——ここで力尽きる方が非常に多いのです。庭にガラの山が残ったまま数か月、というご相談を受けて当社が回収に伺うこともあります。

業者に頼むべきケース

  • 面積が3㎡以上
  • 厚さ10cm以上、または鉄筋・メッシュ入り
  • ガラの処分先が確保できない
  • 住宅密集地で騒音・振動・粉じんの配慮が必要
  • 地中に何か埋まっている可能性がある
  • 撤去後に駐車場や庭として整地したい

見積りが上がる要因と、下げるコツ

費用が高くなる主な要因

要因なぜ上がるのか
重機が入れない手壊しになり人件費と工期が増える。前面道路が4m未満だと影響が大きい
厚みがある/鉄筋が多い壊す手間・重量・分別の手間がすべて増える
地中埋設物が出た古い基礎、浄化槽、井戸、以前のガラなど。追加費用の代表格
処分場が遠い運搬回数と時間が増える
近隣が近い養生・散水・時間帯制限などの配慮が必要
撤去後の仕上げを含む砂利敷き・真砂土・アスファルト舗装は別工事

★地中埋設物は「出てから」では交渉できません

掘ってみたら古い基礎やガラが埋まっていた——これは茨城県内の古い住宅ではよくあります。契約前に「地中埋設物が出た場合の費用はどう精算するか」を書面で確認しておいてください。単価を先に決めておけば、あとから言い値になることを防げます。

費用を抑える5つのコツ

  • 相見積もりを2〜3社取る:ただし金額だけでなく、内訳の書き方とマニフェストの扱いを比べてください
  • 撤去後の仕上げは別で考える:砂利敷きや舗装まで頼むと総額が跳ね上がります。撤去だけ頼み、砂利敷きはご自身で、という方法もあります
  • 他の工事とまとめる:ブロック塀・物置・庭木の伐採などを同時に頼むと、重機の搬入費や諸経費が1回で済みます
  • 繁忙期を避ける:年度末(1〜3月)は工事が集中し、価格も日程も硬くなりがちです
  • ブロック塀は補助金を確認する:後述のとおり、茨城県内の多くの市町村に撤去補助制度があります

★茨城県ではブロック塀の撤去に補助が出る市町村が多くあります

コンクリートブロック塀の撤去をお考えなら、必ず補助制度を確認してください。茨城県の取りまとめによれば、県内28市町村がブロック塀等の撤去に対する補助制度を設けています(水戸市、日立市、土浦市、古河市、石岡市、結城市、龍ケ崎市、下妻市、高萩市、北茨城市、つくば市、ひたちなか市、鹿嶋市、守谷市、常陸大宮市、那珂市、坂東市、稲敷市、行方市、鉾田市、つくばみらい市、小美玉市、茨城町、大洗町、城里町、大子町、河内町、境町)。

内容は市町村ごとに大きく違います

市町村補助の内容(例)
水戸市経費の3分の2/延長×14,000円/m×3分の2/上限20万円 の最も低い額。道路面から高さ80cm超で通学路等に面すること。市内に本店・支店・営業所がある業者限定。事前相談必須
つくば市3分の2・1mあたり14,000円まで・上限10万円。受付期間が短く先着制のことがある

同じ茨城県内でも上限額が2倍違い、受付期間も7か月と1か月半という差があります。共通する注意点は次のとおりです。

  • 交付決定の前に契約・着工すると対象外になる市町村がほとんど
  • すでに撤去済みのものは対象外
  • 市内業者限定の市町村がある
  • 予算に達し次第、受付終了

住宅の解体補助制度が無い市町村(北茨城市・那珂市・ひたちなか市など)でも、ブロック塀の撤去補助は用意されていることがあります。「うちの市には補助がない」と決めつけずに確認する価値があります。くわしくはブロック塀の解体費用と茨城県28市町村の補助金一覧をご覧ください。

倒れると所有者の責任になります(民法717条)

ブロック塀は民法717条の「土地の工作物」にあたり、倒壊して通行人にけがをさせた場合、所有者は過失がなくても損害賠償責任を負います(無過失責任)。道路や通学路に面した古い塀は、費用の問題より先に安全の問題として考えてください。

工事の流れと工期

ステップ内容期間の目安
1. 現地調査・お見積り面積・厚み・鉄筋の有無・搬入経路・埋設物の可能性を確認即日〜数日
2. ご契約見積内訳と追加費用の条件を書面で確認
3. 近隣へのご挨拶騒音・振動・粉じんについて事前に説明着工前
4. 養生ブロックや飛散防止シートを設置半日
5. 解体圧砕またはブレーカーで破砕1〜2日(20㎡程度)
6. 積込み・搬出ガラをトラックで運搬解体と並行
7. 整地土を戻して転圧半日
8. 完了確認マニフェストの写しを受領

一般的な住宅の土間コンクリート20〜30㎡であれば、着工から完了まで1〜3日程度です。近隣が近い現場では、作業時間を朝8時〜夕方5時に限るなどの配慮を行います。

騒音・振動には法律上の届出が必要なことがあります

一定規模以上のブレーカー作業は、騒音規制法・振動規制法の特定建設作業にあたり、市町村への届出が必要になる場合があります。一般住宅の小規模な土間撤去では該当しないことが多いのですが、判断は業者が行いますので、確認しておくと安心です。

見積書のここを見てください

  • 「一式」ばかりになっていないか:解体・積込・運搬・処分が分かれて単価で書かれているのが良い見積書です
  • 処分費が含まれているか:「処分費別途」となっていて、あとから数万円請求されるケースがあります
  • 整地が含まれるか:撤去後に土を戻すのか、穴が空いたままなのかで印象がまったく違います
  • 地中埋設物が出た場合の扱い:単価か、そのつど協議か、書面で明記されているか
  • マニフェストの写しをもらえるか:適正処理の証明になります
  • 建設業許可または解体工事業登録があるか:許可番号・登録番号を確認しましょう

相見積もりで比べるときのコツ

必ず同じ条件を伝えてください。「面積」「厚み」「鉄筋の有無」「撤去後に土を戻すかどうか」「砂利敷きを含むか」がずれていると、金額の差が工事内容の差なのか価格の差なのか判断できません。

土間コンクリートの解体費用|厚さ別・鉄筋の有無別の単価早見表

ここからは、ご相談のもっとも多い土間コンクリートにしぼって、費用の考え方を詳しくご説明します。土間コンクリートとは、地面に直接打設された床状のコンクリートのことで、駐車場・庭・物置の下・犬走り(家のまわりの細長い帯状の部分)などがこれにあたります。

費用は「1㎡あたりの単価 × 面積 + 処分費 + 諸経費」という組み立てになります。単価を左右するのは主に厚さ鉄筋(ワイヤーメッシュ)の有無です。あくまで茨城県内での一般的な目安として、次の表をご覧ください。

状態よくある用途1㎡あたりの目安備考
厚さ10cm程度・無筋物置の下、犬走り、簡易な土間約3,000〜5,000円もっとも壊しやすい
厚さ10cm程度・ワイヤーメッシュ入り一般的な住宅の駐車場約4,000〜7,000円茨城県内でもっとも多いタイプ
厚さ15cm前後・鉄筋入り大型車を停める駐車場、作業場約6,000〜10,000円切断作業が増える
厚さ20cm以上・鉄筋入り倉庫の床、トラックヤード約10,000円〜重機と工期が別途必要

※上記は諸条件により変動する目安であり、金額を保証するものではありません。重機が入れるか、搬出経路があるか、処分場までの距離といった条件で大きく変わります。正確な金額は必ず現地調査のうえお見積りをご確認ください。

自分で厚さと鉄筋の有無を確かめる方法

お問い合わせの前におおよそを把握しておくと、概算の精度が上がります。厚さは、土間の端(切れている部分や側溝との境目)で断面が見える箇所がありますので、そこにメジャーを当ててください。鉄筋の有無は、ひび割れた部分から網目状の金属が見えていれば、ワイヤーメッシュが入っています。

見た目で判断できない場合はそのままで構いません。お写真を数枚お送りいただければ、当社で判断いたします。無理にご自身で削ったり掘ったりされないようお願いします。

見積書に出てくる「伸縮目地」「ワイヤーメッシュ」「下地砕石」とは

土間コンクリートのお見積りには、聞き慣れない用語が並びます。ここを知っておくと、他社との相見積もりを比べるときに「同じ条件で比べられているか」が分かります。

伸縮目地(しんしゅくめじ)

土間コンクリートに一定の間隔で入っている、黒っぽい細い帯状の部分です。コンクリートは温度で伸び縮みするため、ひび割れを防ぐ目的で入れられています。素材は発泡樹脂やゴムなどで、コンクリートとは別の廃棄物になります

ここが見落としの多いところです。撤去のときは伸縮目地も一緒に取り除く必要がありますが、見積書によっては計上されていないことがあります。「一式」としか書かれていない見積書では、後から追加になる余地が残ります。

ワイヤーメッシュ・鉄筋

コンクリートの中に埋め込まれた網状の金属です。強度を保つためのもので、撤去時はコンクリートと金属を分けて処分します。金属くずは有価で引き取られる場合もありますが、手間が増えるぶん撤去単価は上がります。

下地砕石(路盤)

土間コンクリートの下には、ふつう10cm前後の砕石が敷かれています。「コンクリートだけ剥がすのか、砕石まで撤去して土に戻すのか」で金額も工期も変わります。庭や家庭菜園にされるご予定なら砕石まで撤去が必要ですし、上に新しく打ち直すなら砕石は残したほうが合理的です。

相見積もりで金額が大きく違うときは、この「どこまでやるか」が揃っていないことがほとんどです。安いほうが実はコンクリートだけの撤去だった、というのはよくある行き違いです。

【解体Do!の本音】その土間コンクリート、本当に壊す必要がありますか

土間コンクリートを壊すか残すかの判断4パターン|茨城県の解体費用 解体Do!

解体を請け負う立場でこう申し上げるのは変に思われるかもしれませんが、撤去しないほうがよいケースが実際にあります。私たちは不動産の売却までご相談いただける会社ですので、そこも含めて正直にお伝えします。

建物を残して売るなら、駐車場の土間は残したほうが有利なことが多い

中古住宅として売却される場合、駐車場の土間コンクリートは買主にとって「そのまま使える設備」です。撤去してしまうと、買主は入居後に自費で打ち直すことになります。新設には1㎡あたり1万円前後の費用がかかりますので、その分は購入判断に響きます。ひび割れが目立つ場合でも、まずは部分補修で足りないかをご検討ください。

逆に、更地にして売るなら撤去しておくべきです

建物を解体して土地として売る場合は話が逆になります。土間コンクリートが残っていると「解体費用がかかる土地」と見なされ、その分を差し引いた価格を提示されやすくなります。しかも買主が見込む撤去費用は、実際の工事費より多めに見積もられるのが通常です。売主側で先に撤去しておくほうが、結果として手取りが増えることが少なくありません。

建て替えなら、必要な範囲だけの部分撤去で足りることがあります

新しい建物の基礎がかかる範囲だけを撤去し、駐車場部分はそのまま活かすという進め方です。設計が固まる前に全面撤去してしまうと、あとから同じ場所に打ち直すことになりかねません。解体の範囲は、設計士さんと図面を突き合わせてから決めるのが確実です。

よくある誤解:撤去しても固定資産税は下がりません

「コンクリートを剥がせば税金が安くなるのでは」というご質問をいただきますが、土間コンクリートは家屋ではありませんので、撤去しても固定資産税は変わりません。固定資産税が大きく動くのは建物そのものを解体したときで、しかもその場合は住宅用地の特例が外れて土地の税額が上がる方向に働きます。「税金対策で土間だけ壊す」という判断には、残念ながら意味がありません。

壊さずに上から打ち直す方法もあります

既存の土間の上に新しいコンクリートを重ねる方法です。撤去費と処分費が丸ごと不要になるため、費用を大きく抑えられます。ただし地面の高さが上がるため、玄関の段差、勝手口の高さ、隣地との境界、雨水の流れる向きに影響しないかを現地で確認する必要があります。条件が合えば有力な選択肢です。

コンクリートがらは「特定建設資材」|法律で再資源化が義務づけられています

コンクリート塊は、建設リサイクル法(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)で特定建設資材に指定されており、一定規模以上の工事では分別解体と再資源化が義務づけられています。撤去されたコンクリートは中間処理施設で破砕され、再生砕石(RC材)として道路の路盤材などに生まれ変わります。

ここで施主の方に知っておいていただきたいのは、「安すぎる見積もりには理由があることがある」という点です。適正に処分場へ運べば処分費がかかります。不法投棄や不適正な処理が行われた場合、依頼した側が事情を問われる可能性もあります。当社ではマニフェスト(産業廃棄物管理票)でお引き渡し先まで記録していますので、ご希望があればお見せします。

土間コンクリート単体の撤去にアスベストは基本的に関係ありません

解体工事では石綿(アスベスト)の事前調査が話題になりますが、コンクリートそのものは石綿含有建材ではありませんので、土間コンクリートだけの撤去で問題になることは通常ありません。注意が必要なのは、同じ工事で古い建物の屋根材・外壁材・内装材を一緒に壊す場合です。その場合は事前調査が必要になりますので、まとめてご相談ください。

撤去したあと、地面をどう仕上げますか|4つの選択肢

「壊したあと」の仕上げまで決めておかないと、追加費用が発生します。ご希望をあらかじめお伝えください。

仕上げ向いている場合費用感
整地(転圧して平らにする)売却予定・当面は使わないもっとも安い。標準で含まれることが多い
砂利敷き雑草を抑えたい・駐車に使う整地+材料費。手入れが楽
真砂土・黒土で埋め戻し庭・家庭菜園にする下地砕石の撤去が必要なぶん高い
新しくコンクリートを打つ駐車場を作り直す1㎡あたり1万円前後が目安

とくに家庭菜園にされる場合はご注意ください。長年コンクリートで覆われていた地面は硬く締まっており、下地の砕石も混ざっています。作物を育てるには土の入れ替えが必要になることが多く、「剥がせばすぐ畑になる」とはなりません。ご計画の段階でお知らせいただければ、必要な範囲をお見積りに含めます。

▶ あわせて読みたい:茨城県の解体工事・撤去のご相談は解体Do!へ|お見積り・現地調査は無料です

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解体Do!が茨城県内で選ばれる理由

土間1㎡から住宅1棟まで、規模を問いません

「これだけの量で頼んでいいのか」と遠慮される方が多いのですが、庭の土間コンクリート数㎡、門柱1本からでもご相談いただけます。他の工事とまとめられる場合は、そのご提案もいたします。

市町村ごとの補助制度を把握しています

茨城県は市町村によって解体補助金・ブロック塀撤去補助の有無と金額がまったく異なります。当社は各市町村の公式情報を継続的に確認しており、「その市で使える制度があるか」からご案内できます。補助金は交付決定前の着工が対象外になることが多いため、契約前のご相談が重要です。

不動産の売却まで一貫してご相談いただけます

当社グループはハウスドゥの加盟店として茨城県内に4店舗を構えています。テレビCMでもおなじみのハウスドゥは、元プロ野球選手・監督の古田敦也氏をイメージキャラクターとする全国チェーンです。「土地を売るために撤去したい」というご相談であれば、撤去したほうが得か、そのまま売ったほうが得かという判断からお手伝いできます。

お見積り・ご相談は無料です

現地調査とお見積りは無料です。おおよその金額だけ知りたい、というご相談も歓迎します。

よくある質問|コンクリート撤去

コンクリート撤去の費用はいくらくらいですか?

土間コンクリート(鉄筋なし・厚10cm程度)で1㎡あたり3,000〜5,000円、鉄筋入りの駐車場で6,000〜10,000円が目安です。20㎡なら6万〜20万円程度になります。ただし重機が入れるか、処分場までの距離、地中埋設物の有無で変わりますので、正確な金額は現地調査のうえお見積りします。

コンクリートの撤去は自分でできますか?

1〜2㎡程度で厚さ5cm以下、鉄筋やワイヤーメッシュが入っていない場合は、電動ハンマーをレンタルすれば可能です。ただし最大の問題は壊すことではなく、コンクリートガラの運搬と処分です。1㎡・厚10cmで約230kgあり、家庭ごみとしては出せません。

壊したコンクリートは市のごみに出せますか?

出せません。コンクリートガラは家庭ごみの収集対象外です。個人が自分で解体して出す少量については受け入れる処理施設もありますが、必ず事前に施設へご確認ください。業者が工事で発生させたものは産業廃棄物となり、マニフェストによる管理が義務づけられています。

土間コンクリートの厚みはどうやって調べますか?

端部や目地、ひび割れた部分から確認できます。一般的な住宅の土間コンクリートは10cm前後、車が乗る駐車場は15cm前後が多いです。正確には現地調査で確認します。

鉄筋が入っていると費用は変わりますか?

変わります。割ったあとに鉄とコンクリートを分けて処分する手間が加わるため、単価がおおむね2〜3割上がります。ワイヤーメッシュ程度であれば影響は小さめです。

工期はどれくらいかかりますか?

一般住宅の土間コンクリート20〜30㎡であれば、着工から完了まで1〜3日程度です。ただし重機が入らず手壊しになる場合は日数が延びます。

撤去したあとの地面はどうなりますか?

見積内容によります。土を戻して転圧するところまで含まれるのが一般的ですが、砂利敷きやアスファルト舗装は別工事です。ご希望を先に伝えて、見積書に明記してもらってください。

ブロック塀の撤去に補助金は出ますか?

茨城県内では28市町村がブロック塀等の撤去補助制度を設けています。金額や条件は市町村によって大きく違い、多くは交付決定前に着工すると対象外になります。契約の前に必ず市町村へご確認ください。

地中から古い基礎やガラが出てきたらどうなりますか?

追加費用が発生するのが一般的です。契約前に「地中埋設物が出た場合の精算方法」を書面で確認しておくと、後のトラブルを防げます。

見積りだけお願いできますか?

はい。現地調査もお見積りも無料で、その場でご契約いただく必要はありません。他社と比較していただいて構いません。

狭い庭で重機が入りませんが対応できますか?

対応できます。小型のブレーカーによる手壊しで施工します。ただし重機による施工より時間と人件費がかかるため、単価は上がります。

茨城県内での解体をご検討の方は、かすみがうら市の古い家が多いエリアと建て替え事情もあわせてご参照ください。

まとめ|コンクリート撤去で失敗しないために

  • 費用は面積だけでなく、厚み・鉄筋の有無・重機の進入可否・処分場までの距離で決まる
  • 見積りは①壊す ②運ぶ ③捨てるの3つ。②③が総額の半分を超えることもある
  • コンクリートガラは家庭ごみに出せません。DIYの最大の壁は運搬と処分
  • DIYの目安は2㎡・厚5cm・鉄筋なしまで
  • 地中埋設物が出た場合の精算方法を契約前に書面で決めておく
  • ブロック塀は茨城県内28市町村に撤去補助がある。交付決定前の着工は対象外
  • 見積書は「一式」でなく内訳で。マニフェストの写しをもらえるか確認

茨城県内でコンクリートの撤去をお考えなら、解体Do!にご相談ください。土間1㎡から住宅1棟まで、現地調査とお見積りは無料です。

▶あわせて読みたい:茨城県の解体工事なら解体Do!|費用相場・補助金・業者選び

※本記事の費用は解体Do!が茨城県内の施工実務から整理した目安であり、金額を保証するものではありません。補助制度の内容は茨城県 土木部建築指導課の公表資料および各市町村の公式情報にもとづく2026年7月時点のものです。制度は年度により変更されますので、申請前には必ず各市町村へご確認ください。

土間コンクリートの解体費用は1㎡いくらですか?

厚さと鉄筋の有無で変わります。茨城県内の目安として、厚さ10cm程度の無筋で約3,000〜5,000円/㎡、住宅の駐車場に多いワイヤーメッシュ入りで約4,000〜7,000円/㎡、厚さ15cm前後の鉄筋入りで約6,000〜10,000円/㎡です。これに処分費と諸経費が加わります。重機が入れるか、搬出経路があるかで変動しますので、現地調査のうえお見積りいたします。

見積書にある「伸縮目地」とは何ですか?

土間コンクリートに一定間隔で入っている黒い帯状の部分で、ひび割れを防ぐために入れられています。発泡樹脂やゴムなどコンクリートとは別の素材のため、撤去時は分けて処分します。見積書に計上されていないと後から追加になる余地が残りますので、相見積もりの際は確認してください。

土間コンクリートを撤去すると固定資産税は下がりますか?

下がりません。土間コンクリートは家屋ではないため、撤去しても固定資産税は変わりません。固定資産税が大きく動くのは建物そのものを解体したときですが、その場合は住宅用地の特例が外れて土地の税額が上がる方向に働きます。

家を売る予定ですが、駐車場の土間は壊したほうがよいですか?

建物を残して中古住宅として売る場合は、そのまま使える設備として買主に評価されることが多く、残したほうが有利な傾向です。一方、建物を解体して更地として売る場合は、残っていると「解体費用がかかる土地」と見なされて値引きの材料になりやすいため、先に撤去しておくほうが手取りが増えることが少なくありません。

撤去せずに上から新しいコンクリートを打つことはできますか?

条件が合えば可能で、撤去費と処分費が不要になるため費用を大きく抑えられます。ただし地面の高さが上がるため、玄関や勝手口の段差、隣地との境界、雨水の流れる向きに影響しないかを現地で確認する必要があります。

土間コンクリートの撤去でアスベストの調査は必要ですか?

コンクリートそのものは石綿含有建材ではありませんので、土間コンクリートだけの撤去で問題になることは通常ありません。ただし同じ工事で古い建物の屋根材・外壁材・内装材を壊す場合は事前調査が必要になりますので、まとめてご相談ください。

撤去したあとの地面はどのように仕上げてもらえますか?

整地(転圧して平らにする)、砂利敷き、真砂土や黒土での埋め戻し、新しくコンクリートを打ち直す、の4通りが一般的です。ご計画によって必要な作業が変わりますので、家庭菜園にされる場合など、あらかじめご希望をお知らせください。

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