▶ 解体費用の全体像は「解体工事の費用相場・流れ・業者選び」完全ガイドでくわしく解説しています。
この記事では木造住宅を解体する時の費用に関する情報をお伝えしています。
- 木造住宅(2階、3階、平屋)の解体費用の内訳
- 木造住宅(2階、3階、平屋)の解体費用の相場感
- 木造住宅(2階、3階、平屋)の解体費用に影響すること
- 木造住宅(2階、3階、平屋)の解体に付随する費用もある
- 木造住宅でもアスベスト調査義務化によってかかる費用がある
- 気をつけたい木造住宅の解体工事開始後の追加費用
- 2階建て/3階建て/平屋で解体費用どこが違う?
- 木造住宅(2階、3階、平屋)の解体工事の手順
- 木造住宅(2階、3階、平屋)の解体費用を安く抑えるポイント
- 木造住宅の解体費用が高くなる7つのケース
- 木造住宅の解体でも必要になるアスベスト事前調査
- 木造住宅の解体に使える補助金・助成金
- 解体後は1か月以内に「建物滅失登記」が必要
- 木造住宅の解体費用に関するよくある質問
- 茨城県で活動している解体業者「解体Do!」にお任せください
木造住宅(2階、3階、平屋)の解体費用の内訳
解体費用にかかる全体像は以下のようになります。これを念頭に詳細をみていきましょう。
| 解体工事本体 | 人件費、重機、ダンプ、運搬費、処分費 |
|---|---|
| アスベスト調査費 | アスベスト調査費 |
| 付帯工事 | 屋内残置物 屋外残置物(庭石、井戸、植栽、小屋) 整地、etc |
| 追加費用の可能性 | 地中埋設物、浄化槽、アスベスト |
木造住宅(2階、3階、平屋)の解体費用の相場感
木造住宅の解体費用の相場は以下のとおりです。㎡と坪とあわせて記載しました。
| 木造住宅 | 10000円~15000円/㎡ |
| 3万円~5万円/坪 |
これぐらいを相場としてお考えいただければと思います。「坪」表記のケースが多いと思いますが、建物の登記簿上の面積は「㎡」単位なのでお客様の計算のしやすい方でご確認ください。
※価格は為替変動や物価高、人件費の高騰によっても価格に影響します。
茨城県下で営業している弊社JOB HOPEの場合、過去の実績ですが、坪あたり28,000円の現場もあれば36,000円でお見積もりしたケースもございます。現場の立地、階数、周辺道路の狭さ、隣接土地との距離などにより変動します。
例えば木造住宅2階建て、1階部分の延べ床面積が50㎡、2階部分の延べ床面積が40㎡だとすると合計90㎡になります。㎡のほうで計算すると90㎡×1万円=90万円、高ければ90㎡×1.5万円=135万円になります。
いくつかの事例を載せておきます。
| 坪木造住宅 | ㎡ | 解体費用 |
|---|---|---|
| 10坪木造住宅 | 33 | 300000~500000円 |
| 20坪木造住宅 | 66 | 600000~1000000円 |
| 30坪木造住宅 | 99 | 900000~1500000円 |
| 40坪木造住宅 | 132 | 1200000~2000000円 |
| 50坪木造住宅 | 165 | 1500000~2500000円 |
| 60坪木造住宅 | 198 | 1800000~3000000円 |
| 70坪木造住宅 | 231 | 2100000~3500000円 |
| 80坪木造住宅 | 264 | 2400000~4000000円 |
| 90坪木造住宅 | 297 | 2700000~4500000円 |
| 100坪木造住宅 | 330 | 3000000~5000000円 |
木造住宅(2階、3階、平屋)の解体費用に影響すること
解体費用に影響すること3点です。
- 現場が遠い、処理施設が遠い
解体現場が解体業者や産業廃棄物処理施設から遠い場合、交通や搬送に関するコストが増加します。解体に必要な機材や作業員を現場に運ぶための燃料費や輸送費が上昇し、それが解体費用に影響します。また、遠距離からの廃材の搬出も追加の運搬コストを生む可能性があります。解体業者は現場までのアクセスや搬送の複雑さを考慮して見積もりを行います。 - 狭隘道路や重機搬入困難の場合
土地の間口や周辺道路が狭い場合、解体に使用する重機や機材の搬入が困難になります。また擁壁の上の土地ではさらに重機の乗り入れや廃棄物の搬出が困難になります。このような状況では、解体作業に使用する機材や資材を現場に搬入するために特殊な手段や調整が必要となり、それが追加の費用を引き起こします。解体業者は搬入の難易度を考慮して見積もりを調整します。 - 隣家との距離が近い場合
隣家との距離が近い場合、解体作業において近隣の土地や建物への影響を最小限に抑える必要があります。これには慎重な解体作業や、追加の防塵フェンス、防塵シートが必要になります。また隣接地所有者との連携が必要となり、特に防振対策や精密な解体技術が求められます。このような状況では、解体作業の複雑さとリスクが増加し、それが解体費用に影響します。
木造住宅(2階、3階、平屋)の解体に付随する費用もある
解体作業にかかる費用だけでなく、屋内・屋外にある残置物の処分にかかる費用もあります。これには屋内ならベッド、タンス、キッチン、冷蔵庫、机などが考えられますし。屋外なら物置小屋、植栽、庭石、カーポート等があればプラスで費用がかかってくるでしょう。
木造住宅でもアスベスト調査義務化によってかかる費用がある
解体のときにアスベストが含まれているか調査することが義務付けられています。木造戸建の場合1検体あたり5万円前後で調査ができます。
気をつけたい木造住宅の解体工事開始後の追加費用
次のようなケースでは運悪く追加費用がかかってしまいます。あらかじめ想定しておきましょう。
- アスベストが検出された
前の章でお伝えしたアスベストの調査につき、実際にアスベストが検出された場合は別途料金が追加で発生するケースがほとんどです。例えば弊社JOB HOPEの過去のケースですとアスベスト含有建材一式あたり10万円で処分させていただきました。(ただし必ずしも10万円で出来るとは限りません) - 地中埋設物、浄化槽が出た
工事してみないと分からない部分で費用が高額になるので注意が必要です。瓦、コンクリートガラ、水道管、井戸、20~30万円を想定しておくとよいでしょう。浄化槽の撤去費用も5~10万円が相場です。もし地中埋設物を放置したまま不動産を売却してしまうと大変なことになります。買主の工事で地中埋設物が出てしまうと、スムーズに次の工事ができません。このとき売主には契約不適合責任が発生する場合があります。つまり売主の責任で撤去する義務が生じてしまうのです。 - 隣家からの要望で交通誘導員が必要になった
あまり見られないケースですが、隣家の方からの要望で交通誘導員が必要になる場合があります。
2階建て/3階建て/平屋で解体費用どこが違う?
2階建て、3階建て、平屋の解体における費用の違いは「基礎」と「足場」と「養生シート」で変わってきます。
基礎について
基礎はコンクリートで作られ強固で耐久性があります。地中に打設されていて基礎によって「布基礎」「ベタ基礎」「杭基礎」など種類があります。ベタ基礎はコンクリートも鉄筋も使用量が多いので解体にもコストが増える原因となります。
養生シートについて
養生シートの他、場合によっては防塵シートや防塵フェンスなども利用します。隣家や周辺環境に対し粉塵やガレキ、ホコリが飛散しないようにするために設置される柵・シートは必須です。解体作業中に発生する塵や破片を制御し、周囲への影響を少なくさせ、またこれによって近隣住民や家屋、道路への被害を軽減し、迷惑がかからないようにします。養生シートは必ず必要になります。養生シートを使わない(あるいは破損したシート)業者は避けるようにしましょう。
養生シートは概ね1㎡あたり1000~1500円前後必要です。
2階建ての建物の床面積が30坪の場合、養生シートは180㎡~270㎡ぐらい必要になると想定できます。そうすると一般的な2階建て木造住宅ですと養生シートで18万円~40万円になるでしょう。平屋の場合はもう少し少なくて床面積30坪なら、養生シート150㎡を想定すれば15万円~20円が相場になります。一番最初にお伝えした基本の解体工事費用相場に含まれると考えてください。
木造平屋の場合
一般的な傾向ですが、平屋は古い家や農家の家に見られますので、2階建、3階建よりも建築面積や屋根が広い家が多いかもしれません。例えば同じ床面積100㎡の家屋でも、50㎡×2階建と、平屋の100㎡では異なってくる部分があります。それが顕著なのは「基礎」と「屋根」の広さという訳です。基礎と屋根の面積によっては2階建て住宅よりもやや費用がかかる場合があります。
逆に平屋の場合は高さが無いので、足場を設置する必要がほとんどないのと、養生シートの量が少なくなり、その点はコストが安くなります。
3階建て木造住宅の場合
3階建て住宅の場合は単純に建物の高さが影響します。
まずは「足場」。足場は作業員が高所で作業する際に、転落や事故から保護するためのプラットフォームを提供します。作業員は足場上で安定した立ち位置を確保し、高所での作業を行うことができます。3階建ての場合は先に足場を組んで取り掛かりますので、その分の費用がかかります。次に養生シートの量も増えコスト増につながります。
木造住宅(2階、3階、平屋)の解体工事の手順
一般的な2階建て木造住宅でも、平屋でも3階建てでも、基本的には以下のような手順で進んでいきます。
- 見積もりの依頼
まずは無料のお見積もりをご依頼ください。安くない費用になりますので複数の業者から相見積もりを取られるとよいと思います。業者によって解体費用が異なりますし信頼できる業者を選ぶようにしてください。 - 見積もりの為の現地調査
現地を調査して見積もりを行います。 - 契約締結
解体業者との契約締結です。あるいは先にアスベスト調査だけ契約してもよいと思います。アスベストが検出されると費用が増えますので。 - 周辺へのお知らせ
近隣住宅の方へのご挨拶を行います。 - 電気・ガスの停止
各会社に連絡して電気・ガスを停止しておきましょう。水道は工事で利用しますので止めないでください。 - 事前準備
足場、養生シート、防塵シート、防音パネルの設置を行います。 - 解体工事
実際の解体工事にはいっていきます。建物は段階的に解体され、廃材は分別されます。 - 整地作業
解体された場所を整地し、平坦な状態に戻します。 - 廃棄物の処分および周辺の清掃
解体から生じた廃材や残土を適切に処理し、周辺を清掃します。 - 工事終了の挨拶
解体工事が完了したら、関係者や近隣住民に工事終了を報告し、挨拶を行います。 - 建物滅失登記の申請
解体された建物の滅失登記を法務局で申請します。これによって来年度から固定資産税がかかりません。
木造住宅(2階、3階、平屋)の解体費用を安く抑えるポイント
木造住宅ですと、お客様ご自身である程度ゴミの処分をすることで、費用をいくらか安くすることは可能ではあります。しかし個人でできる範囲は限られますし、安全対策も不可欠なので難しいと思います。
もっとも解体費用を安く抑えることができるのは、「相見積もり」と「業者との交渉」だと思います。
見積もりの内訳を詳細に出す業者であれば、「この作業は要らないよ」とか「ここは自分でやります」といって交渉することもできるでしょう。逆に見積書が曖昧だった場合、そもそもその業者に依頼してよいのかの判断にもなると思います。
木造住宅の解体費用が高くなる7つのケース
坪単価だけで見積もりを比較すると、実際の請求額との差に驚くことがあります。以下のようなケースでは、木造住宅であっても解体費用が相場より高くなります。
- 前面道路が狭く重機が入らない(人力解体や小型重機への切り替えで工期・人件費が増加)
- 隣家との距離が近い(防音・防振対策、防塵フェンスの追加設置)
- アスベスト含有建材がある(事前調査・除去費用が別途発生)
- 地中埋設物(浄化槽、コンクリートガラ、井戸)が見つかる(着工後に判明すると追加請求になりやすい)
- 残置物(家財)が大量に残っている(本体工事とは別に処分費が加算される)
- ベタ基礎など鉄筋・コンクリート量の多い基礎(布基礎より解体に手間がかかる)
- 繁忙期(12〜3月)に依頼する(決算期や年度末に工事が集中し価格が上がりやすい)
このうち多くは、現地調査の時点である程度予測できます。見積書に「追加費用が発生しうる項目」が明記されているかどうかは、業者選びの重要な判断材料です。見積書の読み方は「解体見積もりの取り方|見積書の見方と相見積もりのコツ」で詳しく解説しています。
木造住宅の解体でも必要になるアスベスト事前調査
「木造だからアスベストは関係ない」と思われがちですが、屋根材(スレート瓦)や外壁材、内装のけい酸カルシウム板などにはアスベスト含有建材が広く使われてきました。特に2006年9月より前に着工した建物は、木造であっても含有の可能性があります。
2022年4月からは一定規模以上の工事について事前調査結果の報告が義務化され、2023年10月からは有資格者による事前調査が必須になりました。調査を怠ったり報告しなかった場合は罰則の対象になります。木造住宅の解体でも、着工前にこの調査が入ることを前提にスケジュールを組んでおくと安心です。規制の年表や築年数別のリスクは「アスベスト規制はいつから?禁止までの年表と築年数別リスク」で詳しく解説しています。
木造住宅の解体に使える補助金・助成金
茨城県内の市町村には、老朽化した木造住宅(空き家)の解体に補助金・助成金を設けているところがあります。例えば、神栖市・行方市は上限100万円、笠間市は条件により最大200万円、鹿嶋市は5分の4補助で上限50万円など、上限額や補助率は市町村ごとに大きく異なります。一方で、取手市・ひたちなか市・那珂市・北茨城市のように補助制度が無い市町村もあります。
補助金は多くの場合「予算の範囲内・先着順」「解体前の事前申請が必須(着工後の申請は対象外)」という共通の注意点があります。お住まいの市町村の条件・上限額・申請時期は「茨城県の解体補助金・助成金 市町村別一覧」で一覧にしていますので、解体前に必ずご確認ください。
解体後は1か月以内に「建物滅失登記」が必要
木造住宅を解体したら、解体工事が完了した日から1か月以内に法務局へ建物滅失登記を申請する義務があります。これを怠ると10万円以下の過料の対象となる可能性があるほか、登記が残ったままだと土地の売却や次の建築計画に支障が出ることがあります。
自分で申請することも可能ですが、土地家屋調査士に依頼する方も多く、費用相場や必要書類、茨城県内の管轄法務局については「土地家屋調査士費用はいくら?滅失登記の相場と流れ」で解説しています。
また、更地にした後に「建て替える」「売却する」で判断が分かれる方も多いと思います。それぞれの費用比較は「建て替えとは?費用相場と解体・売却との比較」、解体すべきか売却すべきかの判断基準は「古い家は解体すべき?売却との判断基準5つ」をあわせてご覧ください。坪数別の総額シミュレーションは「解体費用の坪単価|50坪・100坪の総額シミュレーション」で構造別に比較できます。
茨城県五霞町で家の解体をご検討の方は、地域の解体事情をまとめた「五霞町の古い家が多いエリアと建て替え事情【2026年版】」もあわせてご参照ください。
解体費用は地域や建物の規模によっても変わります。他エリアの目安として水戸市の解体費用相場【2026年】もご参考ください。
木造住宅の解体費用に関するよくある質問
Q. 木造30坪の家の解体費用はいくらですか?
A. 坪単価3万円〜5万円で計算すると、30坪でおよそ90万円〜150万円が目安です。ただし立地や付帯工事の有無で変動するため、あくまで概算としてお考えください。正確な金額は現地調査を伴う見積もりでご確認いただくのが確実です。
Q. 木造2階建てと平屋では、同じ延べ床面積でも費用は変わりますか?
A. 変わることがあります。平屋は同じ延べ床面積でも屋根や基礎の面積が広くなりやすく、養生シートの面積も増える傾向があります。一方で2階建ては上層階からの解体作業や足場の分、別の手間がかかります。一概にどちらが安いとは言えず、現地の状況次第です。
Q. 木造住宅の解体に補助金は使えますか?
A. お住まいの市町村によります。茨城県内でも上限100万円程度の制度がある市町村と、制度が無い市町村があります。多くは解体前の事前申請が条件のため、着工前に必ず市町村の窓口でご確認ください。
Q. 見積もりが業者によって大きく違うのはなぜですか?
A. 「どこまでの作業を含んでいるか」の範囲が業者によって異なるためです。アスベスト調査費、残置物処分費、地中埋設物対応、整地の仕上げレベルなどが見積書に明記されているかを比較することが、適正価格を見極めるポイントです。
Q. 木造住宅でもアスベストの調査は必要ですか?
A. 必要です。2023年10月以降に着工する工事では、木造・鉄骨造・RC造を問わず有資格者による事前調査が義務付けられています。特に2006年9月より前に建てられた木造住宅は、屋根材や外壁材にアスベスト含有建材が使われている可能性があります。
Q. 解体費用を安くする一番効果的な方法は何ですか?
A. 複数業者からの相見積もりです。見積書の内訳が詳細な業者であれば「この作業は自分でやる」といった交渉の余地も見えてきます。加えて、家財などの残置物を事前にご自身で処分しておくことでも費用を抑えられる場合があります。
Q. 解体後、すぐに新しい家を建てられますか?
A. 土地の条件によります。再建築不可の土地の場合、更地にした後に新築できないことがあるため、解体前に建築確認や再建築の可否を確認しておくことが重要です。建て替えをお考えの場合は事前に土地の状況を確認しましょう。
Q. 建物滅失登記は自分でもできますか?
A. 申請自体は自分で行うことも可能です。ただし必要書類の準備や記載内容に不備があると法務局とのやり取りが増えるため、土地家屋調査士に依頼する方も多くいらっしゃいます。いずれの場合も解体完了から1か月以内という期限にご注意ください。
茨城県で活動している解体業者「解体Do!」にお任せください
弊社JOB HOPEでは地元地域に根差した「不動産」に関わるお仕事をさせていただいています。不動産の売買仲介、買取、木造住宅の解体も自社で行っている強みがあります。茨城県下で解体に使える補助金や助成金についても熟知しておりますので、もしご自宅の解体費用を知りたい場合は気軽にお問い合わせください。
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